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2012.05.09 更新

カムワン県とシェンクワン県でのUXO (不発弾)啓発活動が終了

5月5日にシェンクワン県ピーク郡インピーン村で小中学生475人を対象にUXO (不発弾)啓発活動を実施しました。これにより、自治労大分県本部のご支援を得て実施して参りました、シェンクワン県とカムワン県でのUXO啓発活動は終了しました。2010年9月にシェンクワン県ピーク郡カンドン村でUXO啓発活動を始めてから約1年半の間に、カムワン県では11の村で、シェンクワン県では10の村で、子ども達を対象にしたUXO啓発活動を実施しました。

本事業では、ピアエデュケーション(同じ立場・同世代の仲間同士でメッセージを伝え、知識を共有し、理解を深めていく手法)に関する研修を受けたカムワン県子ども文化センターとシェンクワン県子ども文化センターのそれぞれのJL(ジュニアリーダー:年少の子ども達をリードし、先生の補佐をする年長の子どもボランティア)約15名が中心となり、県内の各村に出張し、歌や寸劇、ゲームやポスター、絵画、Q&Aを通して、子ども達にUXOの危険性とUXOを発見した時の対処法について教えました。また、UXO啓発Tシャツを作成し、積極的に発言した子ども達や優れた成果を残した子ども達に、贈呈しました。

ラオスではUXOの犠牲者の半数以上は子どもと言われています。しかし、子どもを対象とした啓発活動は、これまであまり行われてきませんでした。最後にUXO啓発活動を終えての感想をJLに尋ねると、「これまで大人を対象としたUXO啓発活動は幾つかありましたが、子どもに焦点を当てたUXO啓発活動は知りません。この活動に参加出来てとても良かったです。」というような感想がJLの多くから聞かれました。本事業の啓発活動により、少しでも多くの子ども達がUXOの危険性と対処法をきちんと理解し、その被害から回避できるようになることを願っています。 (活動国ラオスより)