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2011.08.20 更新

保健指導を実施しました

エファジャパンのカンボジアのパートナー団体SCADPは、プノンペンとプレアビヒア県で保護者と生活できない子どもの保護施設を運営しています。昨年度から、子ども達の生活改善への協力を始めましたが、その一環として、8月7日から13日まで日本の養護教員を派遣して、プノンペンとプレアビヒアの保護施設スタッフと、プノンペンの識字教室の先生(計12名)を対象に、以下のような内容の研修を実施しました。

■安全管理に関して
■建物内のセーフティーチェック
■健康チェック簿の活用法
■救急セットの内容確認と扱い方
■ケガの手当ての仕方
■三角巾の使い方
■意識喪失時の呼吸確認など
■感染症予防
■消火器の取扱い方
■振り返り

子どもの命を守る立場である受講者の、安全・ケガの手当てに対する意識は高く、積極的に学ぼうとする姿勢が見受けられました。
救急セットの扱いについては、衛生を保つこと、薬品・器具の正しい取り扱い方に触れ、新たに習得した内容も多くあったようです。
また、初めて見る三角巾に、どの受講者も初めは扱いに戸惑っていましたが、何回も繰り返すうちに基本のたたみ方を身につけ、その後バリエーションに入っていくと、その活用の幅広さには驚きも感じられた様子でした。
セッションの最後には、それぞれ自分の担当する教室のマップを用意し、教室内外の安全管理について互いに意見を述べ合い、今後の課題を確認することもできました。今回の研修内容をふまえ、今後定期的に安全チェックをし、情報を共有したりすることを確認して研修は終了しました。
また、スタッフからはSCADPが運営する他県(プノンペン・プレアビヒア以外)の識字教室の先生へも今後研修を行ってほしいとの要望もあがりました。  (from カンボジア事務所)