エファジャパン

エファパートナーになる

エファ通信

2009.02.26 更新

エファ通信66号

Efa************************************************************
エファ通信66号
**********************************************************japan

みなさま

段々と日が長くなり、春ももうすぐそこにやってきました。
みなさまのなかにも、来年度から環境等がかわる予定で、
その準備を始めている方もいらっしゃると思います。

私インターン北川は大学4年生で半月後は大学の卒業式です。
電車が1時間に1、2本の田舎からでて、東京で一人暮らしを
始めて早4年。無事に卒業できるのも田舎で見守っていてくれ
て(仕送りもしてくれて・・)いる両親のおかげです。
写真と共に感謝と社会人への意気込みの手紙を送りたいけ
れど・・照れくさくなってしまうものですね。

ところで、“知花くららの地球サポーター”というテレビ
番組をご存知でしょうか?テレビ東京で毎週金曜日午後9時54分
から6分程、放映されています。
(テレビ愛知・テレビ大阪では日時が違うようです。)
外務省提供の番組で、日本の政府開発援助(ODA)の現場の
様子を発展途上国の抱える諸問題とともに映像を通じて知る
ことができます。

2ヶ月ごとに放映される国が違うのですが、2月~3月末まで
はエファの支援国でもあるカンボジアです。

放映時間は短いですが、地球が抱えるたくさんの問題
について考える機会が得られます。金曜日の夜、カンボジアに
ついて考えてみませんか?(北川)

■■目次■■

○お知らせ○
・2009年度国内インターン募集
・広報誌マンガボランティア募集中!

○主な動き○
・自治労中央委員会報告
・大阪府・滋賀県出張報告
・九州出張報告
・ラオス外務省と国際NGO会議報告
・ラオス図書館を訪問(名古屋市)

○ちょこっトピック○
・カンボジアの農村~SRI農法とは~

○会員情報○

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2009年度国内インターン募集
——————————-
エファジャパンでは、将来NGOで働きたい、国際協力活動に
実際に従事してみたいと考える方のために、NGO活動の実務を
経験する機会として国内インターンを募集しています。
6ヶ月~11ヶ月長期に国際協力活動に携わり、仕事内容は広
報や国内イベント運営補助、海外事業補助など多岐にわたり
ます。また、仕事を通じて子ども達への支援にも関わること
ができます。
将来はNGO等に・・と考えている方に、実際に自分が活動に
携わることで初めて気づくこと・考えることが沢山あります
のでエファのインターンをお勧めします。(現インターン北川)

詳細についてはエファジャパンHPをご覧いただくか、エ
ファ事務局までお問い合わせください。
募集締切りは2009年4月13日(月)です。

↓詳しくはこちらもご覧ください
http://gaialog.jp/efa-japan/newsblog/perm/64

エファ広報誌マンガボランティア募集中!
—————————————
エファジャパンの広報誌「えんぱわ」に4コマ(又は1コ
マ)マンガを描いていただけるボランティアさんを募集中で
す!時事ネタ、自分ネタ、エファスタッフ日記ネタなど、テ
ーマもご相談させてください。
広報誌の発行は3ヶ月に一度、なので、マンガも3ヶ月に1
本お願いすることになります。1年間、全4回お引き受けいた
だける方を探しています。(4本まとめて描いていただくの
も大歓迎!)。
絶対必要ではないけれど、無いとちょっと寂しい「えんぱ
わ」のマンガ。お手伝いいただける方はぜひエファジャパン
事務局までご連絡ください!
(担当:宮原 miyahara@efa-japan.org)

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

自治労中央委員会報告
————————
1月29日~30日の両日、東京・九段会館で開催された自治労
中央委員会にブースを出展し、エファジャパンの広報活動を
行ないました。今回もロビー横に展示スペースをいただきパ
ネル展示を行なったほか、現在募集中の書き損じはがきやよ
うちえん募金の呼びかけもさせていただきました。

大阪府・滋賀県出張報告
————————–
2月5日に事務局長の大島が自治労大阪府本部を訪問し、今
後のご支援をお願いいたしました。まずは、会員やパートナ
ーの拡大にご協力いただきます。
また、9日には、滋賀県本部を訪問し、3月に実施する、ラ
オス国立大学中央図書館長チャンシー氏の招聘研修について、
最終打ち合わせを行いました。チャンシー氏は、3月1日から
14日まで日本に滞在します。

↓チャンシー氏の招聘についてはニュースブログにも掲載しています
http://gaialog.jp/efa-japan/newsblog/perm/65

九州出張報告
—————
2月18日、福岡県消防行政研究会・単組役員研究会におい
て、ハンソン理事長がエファの活動紹介を行いました。同席
された井ノ口理事からは、書き損じ葉書などの回収依頼をし
ていただきました。消防関係者への協力依頼は、エファにと
って初めての試みです。使命感と団結力が強固な消防士の方
々からの今後の支援に期待いたします。
貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。

翌19日には、井ノ口理事と自治労熊本県本部を訪問し、市
役所職員組合と県職員連合労働組合に募金箱、書き損じ葉書
回収箱の設置および映画上映などのイベントの提案をしまし
た。募金箱と回収箱については、県本部が設置個数をとりま
とめてくださることになりました。ご協力ありがとうござい
ます。

ラオス外務省と国際NGO会議報告
———————————–
1月6日にラオスで初めての「ラオス政府と国際NGO間会議」
が実施されました。ラオス外務省の主催により、関係省庁、
県知事、ドナー代表、NGOと多数の開発関係者が一同に集い、
NGOによる支援に関して話し合いました。
ラオス政府からは1975年以降のNGOの功績を称えると共に、
課題も挙げられました。
現在ラオスで許可を得ているNGOは161団体あり、2000年~
2008年の間に400以上のプロジェクトが実施され、2億2百万
ドルの資金が投入されました。
欧米各国政府の傾向としては、草の根レベルでの支援が出
来る、NGOを通じた支援が増加しており、今後も増加すると
考えられます。
課題として、NGOとラオス政府の調整が上手くいっていな
い事例が多い、プロジェクト費よりも給与等の総務費が多い、
効率が良くない、モニタリング回数が少ないなどが挙げられ
ました。
今後は、外務省国際機関局が事務局となり、関係省庁と各
県政府により委員会を設けて、そこで活動の認可や監視・管
理を行うということになりました。また、NGOに関する法令
の改正案が出されており、これにはNGOネットワークの代表
も協議に加わっています。

ラオス図書館を訪問
———————–
2月13日には愛知子どもの家プロジェクトご一行がヴィエン
チャン市立図書館を訪問されました。
今回の訪問目的は石田メモリアル文庫の説明パネル設置、
メモリアル文庫専用書架に関する協議でした。石田
さんの写真と日本語・ラオス語でメモリアル文庫の説明をし
たパネル、日本文化を紹介する本を寄贈頂きました。
メモリアル文庫には日本から持参された大型の美術本など
が既存の書架に入りきらないこともあり、今後大型の書架の
作成を考えていらっしゃいます。
この文庫の本は既に貸し出しの申込が来ており、ラオスの
子どもや若者が日本の文化に興味を持っていることを示して
います。

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□

カンボジアの農村~SRI農法とは~
————————————
カンボジアの農村を訪れたことが数回ありますが、農村の
時の流れはとてもゆっくり。のんびりと広い空を見上げると
とても気分が晴れ晴れします。
カンボジアの人口の8割は農村で暮らし、農業に従事する人
も7割。しかし、農村の生活は貧しく、5歳未満の子どもの約
半数は栄養不足です。米が主要農作物ですが、土地の貧弱さ
や天水依存で生産性が低く、自家用米さえも十分に得られな
い農家が多くあります。稲作に頼り、野菜や家畜や魚をうま
く育てられる農家も多くありません。

そこで、現地のNGOが中心となり普及しているのが稲作のSRI
農法(稲集約栽培法)という方法。新しい方法で、若い苗1本
ずつを25cm以上の間隔で植え、水・除草管理を細かく行ない
ます。1本ずつ間隔をあけて移植するので、稲数は慣行稲作よ
りも少なくなるのですが収量は2倍程度に増えています。なか
には日本の平均単収を超える農家も。おまけにこの農法、化
学肥料や農薬を使わず堆肥を使い、水節約もできます。現在
カンボジアの農村部約230万世帯のうち、約10万世帯が導入し
ています。しかし、増収の科学的根拠がないと専門家からの
批判の声もあります。

貧しい農家ほど稲作に依存しているので、米の収量が増え
ると生計が向上し、栄養不足の改善にも効果があります。ま
た、農村の子ども達は、就学が特に遅れがち。農法の普及に
よって、学校に行ける子ども達も増えているようです。この
SRI農法、現在30カ国以上で実践され、持続的である(水節
約・化学肥料と農薬の不使用)と注目されつつあります。

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

HP掲載は省略

****************************************************************
特定非営利活動法人エファジャパン  メールマガジン「エファ通信」
〒102-0081 千代田区四番町4 日本染色会館3階
Tel: 03-3263-0337 E-mail: info@efa-japan.org
URL:https://www.efa-japan.org/
発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 北川 郁