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エファ通信

2009.03.26 更新

エファ通信67号

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エファ通信67号
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みなさま

春の暖かさを日々感じるこの頃です。
昨年10月から半年間のインターンも今月末で任期を終えま
す。国際協力に関わりたいという気持ちが第一にあり、始め
たインターンでした。NGO活動等に対し、理解が深まると
ともに、社会に出る前に仕事に取り組むことができたことも
非常に良い経験になりました。
また、学生生活のなかだけでは考えないことにも気づいて
考え始めてまた何か発見して・・それは日常から一歩進んで
みることの醍醐味なのかもしれません。

半年間、国際協力関係の講座も受講していました。その中
である講師の方が仰った「愛情の反対は無関心である」とい
う言葉が印象に残っています。マザー・テレサの言葉だそう
です。みなさまはどう感じますか。捉え方は様々だと思いま
すが、私にとっては胸に留めておきたい言葉となりました。
インターンは終えますが、今後も世界の子ども達の権利等に
関心を持ちつづけていきたいと思います。

そして最近ちょこっと参加しているのが、TakingITGlobal
とMy happy planetというWEBサイト(英語)。TakingITGlobal
は世界中の参加者が様々な社会問題について行動を起こそう
と意見・情報交換を行うサイトです。My happy planetは、
国際協力関係ではないですが、自分が習得したい言語を得意
とする人とのやりとりができます。少しずつですが、参加す
ることで、視野が拡げられそうです。

3号だけの編集でしたが、みなさまありがとうございました。
(北川)

■■目次■■

○お知らせ○
・ご支援のご継続をお願いいたします
・今年もメーデーに出展します

○主な動き○
・事務局長出張報告
・ラオス国立大学中央図書館長来日研修
・ラオス活動報告
・文房具の寄付をいただきました

○ちょこっトピック○
・世界子供白書2009

○会員情報○

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ご支援のご継続をお願いいたします(未手続の会員の方へ)
———————————————————–
この3月末で、エファジャパンの2008年度会計年度が終了
いたします。会員のみなさまには毎年、更新月の約1ヶ月前
に「継続のお願い」をお送りし、お手続きをお願いしており
ます。エファジャパンの活動は、みなさまと共に継続・発展
をしております。2009年3月までの会費をご入金いただいて
いない会員の方は、引き続きのご支援・早めのお手続きを心
よりお願い申し上げます。

郵便振替用紙、自動引落用紙(預金口座振替依頼書)の送
付をご希望の方はエファジャパンまでご連絡ください。自動
引落用紙はエファジャパンHP
(https://www.efa-japan.org/support.html)からもダウン
ロードできます。「継続のお願い」が届いていない等、不明
な点がありましたらエファジャパン事務局にお問い合わせく
ださい。

今年もメーデーに出展します
——————————
4月29日(水・祝)10:00~14:30に東京・代々木公園
(東京都渋谷区)で開催される連合の「第80回メーデー中央
大会」に今年も出展します。エファジャパンのブースはメー
デー式典会場であるサッカー場の横(野外音楽堂から向かっ
て左手)になります。ブースでは、活動紹介パネルの展示と
エファグッズの販売を行ないます。ご家族・ご友人・お知り
合いの方と一緒に、ぜひエファジャパンのブースへお立ち寄
りください。

スタッフ、ボランティア一同皆様のお越しをお待ちしております!

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

事務局長出張報告
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自治労滋賀県本部の招待で、ラオス国立大学中央図書館長
チャンシー氏が、3月1日から14日まで図書館研修のために来
日しました。事務局長の大島は、関西空港での出迎え、歓迎
会、送別会、見送りのために関西方面に出張しました。その
際、2月27日には自治労兵庫県本部と大阪府本部、3月16日に
は三重県本部と静岡県本部を訪問させていただきました。
自治労の国際貢献活動を引き継ぎ発展させるために、エファ
ジャパンが設立されて、今年で5周年を迎えます。自治労都
道府県本部からのご支援も、様々な形で拡大しています。

これからは、単位組合や組合員の方々にエファジャパンの
活動を知っていただくため、気軽に参加できる支援活動とい
うことで、書き損じ葉書の回収を全国で展開する予定です。
今回訪問した府県本部には、単位組合事務所や職場にも回収
箱を置いていただくようにお願いをいたしました。書き損じ
たり、未使用の官製葉書は、5円の手数料を引かれ45円分
の価値になり、さらに切手に換えてから現金化すると40円
近い金額になります。
ご家庭や職場の引出の中に眠っている、未使用の葉書や
切手を回収箱に入れて、ベトナム、ラオス、カンボジアでの
活動をご支援ください。

ラオス国立大学中央図書館長来日研修
—————————————
ラオス国立大学中央図書館長チャンシー氏の来日研修が終
了しました。チャンシー氏はタイで図書館学の修士を修め、
ラオス図書館協会の副会長を務めるなど、ラオスにおける図
書館行政の中心的人物です。日本での研修後、ヴィエンチャ
ン市立図書館の職員に対する研修をチャンシー氏に実施して
いただくほか、エファジャパン、自治労との関係を構築する
ことで、今後ラオスにおいて図書館支援を進める上での協力
体制を持つきっかけとなることも期待しています。
来日研修は自治労滋賀県本部の支援により主に滋賀県内に
おいて3月1日~14日まで実施されました。滋賀県立図書館を
始め県内の複数の図書館で視察・実地研修を行ったほか大阪
府・京都府の図書館も訪れ、また、東京で国立国会図書館、
日本図書館協会を訪問するなど、内容の詰まった2週間とな
りました。
チャンシー氏の来日にご協力いただき、研修を実施していた
だきました自治労滋賀県本部ほか関係者のみなさまに深く感
謝申し上げます。

研修の様子は次号「えんぱわ」で特集するほか、後日HPに
も掲載いたしますので、ぜひご覧ください。

ラオス活動報告
—————–
3月19~22日にカムワン県へ出張し、洪水支援をしたタケ
ーク郡タケー村・ポンプ支援をした少数民族学校・子ども文
化センター(CCC)のモニタリングを実施しました。タケー村
では村人から資金を募って小学校の教室が1m位しかなかっ
たのを補修する予定でしたが、洪水によって村の作物が全滅
したので不可能になりました。1月に寄贈したセメントと煉瓦
で壁をより高くして、午後に陽射しが教室の中まで入ってこ
ないようにし、それまで1~3年生の教室しかなかったのを4、
5年生の教室も増築しました。4、5年生の教室は来学期から使
用するとのことです。

少数民族学校では1月に自治労大分県本部の有志の募金でポ
ンプを2台寄贈し、それがきちんと使われていることを確認し
てきました。子ども達は「水浴びも出来るようになったし、
洗濯や野菜庭園の水遣りも充分に出来るようになった。」と
非常に喜んでいました。

カムワンCCCでは、東へ1時間半くらい行ったニョンマラー
ト郡へ初めて活動に行きました。今回の対象村、タトー村の
住民は少数民族で約90世帯の村です。村人の一部はナムトゥ
ン2ダムという巨大ダムが出来たため、強制移転させられた
人たちで、貧困家庭の子どもが多くいます。ラオス語が分か
らず、初めは影から見ているだけの子ども達もいましたが、
次第に活動に参加するようになりました。昼間はゲームや歌
・読み聞かせ・絵画コンテスト・折り紙などの活動に参加し、
夜は畑仕事から帰った大人も参加してCCCのジュニアリーダ
ーの踊りや歌を楽しみました。

文房具の寄付をいただきました
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自治労三重県本部で「アジアの子どもへ文房具を贈る取り
組み」が行われ、エファジャパンに文房具をご寄付いただき
ました。
三重県本部からの呼びかけで県下の単位組合・個人が参加。
多くのご協力により集まった文房具は、県本部にて仕分け、
梱包され、県本部の書記お二人が車で三重県からエファジャ
パン事務局まで届けてくださいました。
いただきました文房具は、ベトナム・ラオス・カンボジア
でエファジャパンが支援している子どもたちに届ける予定です。

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□

世界子供白書2009
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毎年1月にユニセフから世界子供白書が発表されています。
今年は世界の妊産婦死亡率や新生児の保健状況に重点をおき、
まとめられています。後発開発途上国の妊産婦死亡率は工業
先進国の300倍以上であり、また、毎年400万人の新生児が生
後28日以内に命を落とすという現状に心が痛みます。特に南
アジアとアフリカでの数が多くなっています。

保健医療システムや女性の教育不足、貧困・・要因は様々
ですが、開発途上国では病院や保健施設へのアクセスが非常
に悪い状況にあります。カンボジアのシェムリアップ市にあ
る小児病院を訪れたことがあるのですが、中には農村から何
日もかけて歩いて病院に来た人もいました。

アフリカのガーナでは、運送会社の人々が善意で行なって
いる活動があるそうです。白い旗が道に立ててあり、そこに
行けばトラックの運転手さんが病院に行く必要のある人を仕
事中に無料で(病院のある方向の別の白い旗まで)乗せてい
ってくれるそうです。助け合いの心が感じられますね。

エファの支援国の妊産婦死亡率は、カンボジアは日本(6/
10万)の90倍(540/10万)であり、ラオスは110倍(660/10万)
、ベトナムは25倍(150/10万)です。特にカンボジア・ラオ
スは医療従事者による出産も半数未満であり(ベトナムは約9
割)まだまだ改善が必要な状況です。
世界子供白書、日本ユニセフ協会のホームページより日本
語要約版もダウンロードができます。

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

HP掲載は省略

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