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2017.08.28 更新

図書館の持続可能な発展・エンパワメントに関するワークショップの開催を支援

エファジャパンの支援でラオス図書館協会が、「図書館の持続可能な発展・エンパワメント」をテーマとしたワークショップを開催しました。参加者は、首都ビエンチャン都の政府系機関付属の19の図書館関係者、及びエファジャパンなどラオスで図書支援活動を行なっている5つのNGO、計49人が参加しました。

本ワークショップでは、将来望まれるラオスの図書館像を参加者で共有し、それを実現するにはどのような道筋を辿っていくべきかを話し合いました。

またその中で、全国の各図書館を取りまとめる役割を担うラオス図書館協会の運営機能強化についても話し合い、図書館協会に会員制を取り入れて、「1.県立図書館や大学図書館からは年300,000kip(4,000)」、「2.公共図書館職員からは年10,000kip(130)」、「3.図書支援に関わる海外NGOからは年800,000kip(10,500)」の会員費を集めることについて参加者間で同意しました。今後はラオス図書館協会が本ワークショップの総意として、上位機関のラオス情報文化観光省に会員費徴収のための許可を申請する予定です。

エファジャパンは2012年からラオス図書館協会を支援してきました。政府から支給されるラオス図書館協会の活動費は僅かで、実質エファジャパンの支援なしでは図書館協会としての機能は果たせていませんでした。一方で、エファジャパンとしてもラオス図書館協会の自立した運営を促進するため、会員制の取り組みを推奨してきました。

今回、ラオス図書館協会が自分たちで独自の財源を得るべく、会員制の採用へ向けて動き出したのは運営の自立化に向けた大きな一歩と言えます。 

(活動国ラオスより)