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エファ通信

2017.06.29 更新

エファ通信165号

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エファ通信165号
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みなさま

エファジャパンでは2016年度の監査も終わり、
6月の総会に向けて準備を進めている今日この頃です。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、スタッフの交代についてのお知らせです。

これまで10年にわたりお世話になりました
広報担当宮原(私)はこのたび6月末をもって
エファジャパンを退職することとなりました。

私の後任となります新広報担当:五味(ごみ)が
5月8日から着任しており(下記にご挨拶を掲載しています)
6月末までの間に業務を完全移行するべく
現在鋭意引継ぎを行なっているところです。

徐々に広報その他、担当が変更して参りますので
みなさまにはご不便、ご迷惑をおかけすることがありましたら
なにとぞご寛容のほどお願い申し上げます。

私の在任中最後のエファ通信となります次号では
編集作業をすべて五味に譲り、
離任のご挨拶のみさせていただくことになる予定です。

引き続きエファジャパンをなにとぞよろしくお願いいたします。

(宮)

■■目次■■

お知らせ
・着任のご挨拶(新広報担当)
・会員のみなさま(総会資料発送します)

主な動き
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告

ちょこっトピック
・カンボジアの子どもたちー350人に1人が児童養護施設に

寄付情報

会員情報

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

着任のご挨拶
—————
 5月8日付けで、事務局に採用された五味と申します。広報
業務を担当する予定です。「右も左もわかりません」という
年齢ではありませんが、慣れないことも多く、会員や関係者
の皆様に多々ご迷惑をお掛けすると思いますが、長い目で、
何卒よろしくお願いいたします。

 少しだけ、自己紹介にお付き合いください。
いわゆる社会人となったのは、四半世紀前、バブルが弾ける
直前でした。振り出しは新聞社の写真記者です。入社2年目
に、内戦終結間もないカンボジアで、明石康さんが事務総長
特別代表に就任した国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)の
下で行われた、当時の四派の武装解除の取材をしました。カ
ンボジアで事業を行なっているエファジャパンに拾っていた
だいたことに、ある種のご縁を感じています。その後、同新
聞社内で国内外、ジャンルを問わず様々な現場で写真を撮り
ながら、取材を続けました。在職中には、青年海外協力隊に
休職参加させていただき、ヨルダンに2年間滞在、同国の自然
の写真撮影も行いました。復職後、2003年のイラク戦争取材
が最後の仕事でした。
 新聞社を退職後は、自らが直接現場に携わろうと思い、介
護関係の資格を取得、北陸地方にある国立病院機構の重度心
身障害者病棟で看護助手の仕事も経験しました。しかし、写
真を撮ることを諦めきれず、再び、フリーランスとして写真
撮影、原稿執筆、編集などをしていました。その間、家人の
仕事に帯同し、タンザニアに3年、エジプトに3年滞在しまし
た。タンザニアではUNICEFタンザニアと短期契約を結び、契
約カメラマンとして活動しました。エジプトではアフリカ各
国からの難民の子どもたちを受け入れる、難民の子どもたち
のための学校で、活動資金調達のために写真や動画を撮影、
カレンダーなどのグッズ作成などにも関わりました。
 一つところに留まらず、今までフラフラとしていました。
ただ、どこにいても、いつも子どもたちを目の前にしていた
と感じています。どの場所にも子どもたちの悲しい顔、そし
て笑顔がありました。
 「知命」と言われる年齢で、エファジャパンに入職させて
いただいたことにも、ある種運命的なものを感じています。
腰を落ち着け、少しでも子どもたちが笑顔になれるお手伝い
ができるよう職務を全うしていきたいと考えています。

会員のみなさま:総会資料を発送します
—————————————-
 6月に開催されます2017年エファジャパン会員総会の資料を
5月30日に発送いたします。2~3日のうちにはお手元に届くと
思われますのでご確認ください。正会員のみなさまは、総会
へのご出席、または議決の委任、または書面評決をいただき
ますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。正会員総
数の過半数の出席・委任・書面評決が総会の成立には必要と
なります。また、シニア会員、賛助会員のみなさまで総会へ
のオブザーバ出席をご希望の方は出欠票をエファジャパンへ
ご提出ください。今年は会計監査から総会までの日程が短く、
締切日が早くなっておりますのでご留意ください。なにとぞ
ご協力のほどお願い申し上げます。

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼  

ベトナム活動報告
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 自治労鳥取県本部のご支援を頂き、エファジャパンは2016
年11月からハイフォン市の農村部にあるタンフン村障がい児
クラブの活動を支援しています。ベトナムでは6月1日が子ど
もの日で、子どもの日が近づくと至る所で子ども関連の催し
が行なわれます。タンフン村障がい児クラブでは一足早く、
子どもの日のための催しを開き、障がい児クラブの子ども達
にお菓子や調味料の入ったお土産袋を贈りました。

ラオス活動報告
—————-
 ビエンチャン都立図書館※ は自治労中央本部及び3県本部
(愛知・東京・北海道)のご支援で、2006年12月に設立・開
館し、その後は自治労東海地連などの支援を受けて運営して
います。今月からエファジャパンはビエンチャン都立図書館
と協力して、ビエンチャン都立図書館の本を活用した「調べ
る学習コンクール」を始めました。本コンクールでは、ビエ
ンチャン都立図書館の本を活用することを条件とし、自分で
設定したテーマについて調べレポートとしてまとめ、ビエン
チャン都立図書館に提出します。提出されたレポートはエフ
ァジャパンの職員とビエンチャン都立図書館の職員が読んで
審査します。想定している対象は、ビエンチャン都立図書館
隣にあるラオス随一の伝統校ビエンチャン高校の生徒達です
が、小中高生であれば誰でも応募できます。ラオスでは本の
種類・冊数自体が少ないことから、子ども達は自分で考え本
を使い調べて学ぶという習慣がありません。しかし、ビエン
チャン都立図書館には十分と言えないまでも他のラオスの図
書館と比べると本は揃っており、インターネットの情報など
を補完すれば、日常の疑問などを調べることは可能です。今
回の調べる学習コンクールは、子ども達の主体的な学びを促
進する試みの一つとして始めています。

※これまでエファジャパンは「ヴィエンチャン市立図書館」
と表記してきましたが、日本政府の表記に見られるように最
近は「ヴィエンチャン」でなく「ビエンチャン」が広く用い
られること、またビエンチャンの行政単位は「市」でなく
「都」であることから、今後は「ビエンチャン都立図書館」
と言う表記に変更しました。

カンボジア活動報告
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 東京都練馬区で保育士をされていた元自治労組合員の荒川
智子さんが、4月26日から5月3日まで、カンボジア国立幼稚園
教員養成校(2年制)において、1年生と2年生、計412人の訓
練生に対し、保育教材制作、手遊び等の指導を行ないました。
土曜日には附属幼稚園の先生方や養成校の教官に対しても保
育技術の講習を実施し、休日にも関わらず20名以上の職員が
集まりました。荒川さんは今回の活動を最後に、18年間続け
てきた養成校での支援活動に終止符を打つことを決め、養成
校の教官に指導内容の引継ぎを行ないました。エファは、荒
川さんの技術支援が養成校で継続されるよう、今後5年間の保
育教材作成のための資材購入費を支援することを同校と合意
しました。これまで「荒川さん募金」との名称で皆様に募金
をお願いしてきましたが、今後名称を変更して募金を継続し
ていきます。
 5月5日から9日にかけて、プレアビヒア州のカンピン村、チ
ャー村、ボスバウ村の寺子屋教室を訪問し、自治労兵庫県本
部による文房具配布事業のモニタリングを行ないました。ど
の寺子屋教室でも、生徒全員がスクールバッグにノートや鉛
筆を入れて持参しており、ノートには板書の書き写しや、宿
題の回答と先生の採点などが書き込まれていました。配布し
た文房具は寺子屋教室での教育の中で有効に活用されている
ことが確認できました。
 フェリシモ地球村の支援により新教室を建設していたイエ
ン村では、5月9日に工事が終了しました。11月からの5学年開
講に向けて、今後、新しい先生探しと研修の実施を進めてい
きます。

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□

カンボジアの子どもたちー350人に1人が児童養護施設に
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 カンボジア政府はユニセフなどの協力のもと、国内の“孤
児院”等、子どもたちを養護する滞在型施設の調査を行い、
その調査報告書並びに子どものケア向上のための行動計画書
を、ユニセフと共同で5月に発表しました。
 今回の調査結果では、2015年時点で政府が持っていたデー
タの254施設をはるかに上回る406施設が存在していることが
明らかになりました。滞在型施設にいる子どもたちの数も同
様、それまで登録されていた11,171人に対し、実際は16,579
人に上ることが判明しました。
 報告書ではまた、施設養護が普及している背景には、海外
からの援助も一因であると指摘しています。僅かにある政府
が運営する施設以外は大半が民間あるいは宗教を基盤とした
非政府組織によって運営されており、そのほぼ全てが海外の
個人ドナーから資金を受けているそうです。その結果、そう
した施設の多くが、よりたくさんのドナーを魅了するための
「孤児院ツーリズム」を実施しているとみられ、子どもたち
が資金を得るための「道具」となる危惧も示唆しています。
 報告書とともに発表された子どものケア向上のために政府
が策定した行動計画では、子どもが家族と一緒に暮らすこと
を促進し、子どもを施設から家族の元に戻し、施設に代わる
支援を提供することによって、子どものケアを改善すること
を目ざしています。
 援助、特に海外に対する援助の場合は、永遠のテーマとも
言える、「何が現場で本当に必要とされているのか?」カン
ボジアでの支援を行っている私たちもこの事実を警鐘として、
考え続けていかなければならないと感じました。

▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 2017年4月26日~5月23日確認分 

カンボジア 計¥12,543
・Yahoo!ネット募金
・自治労大分県本部(事業指定)

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

 敬称略。2017年4月26日~5月23日に登録の方

 (※HPへの掲載は省略します。)

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発行人 伊藤道雄   編集担当 宮原朝香